窓をリノベーションしたらどれくらい効果があるのか。メリットや相場を解説
2024/10/28
これから段々と寒くなってくる季節になりました。灯油も年々値上がっており、現在はトリプルセットで109円となっています。(24年10月現在)
家の中で冷気が入ってくる場所はどこだと思いますか。実は窓なんです。日本建材・住宅設備産業協会 省エネルギー建材普及センターのホームページ「省エネ建材で、快適な家、健康的な家」によると冬に流出する熱の割合は窓が52%と最も高い数値になっています。
では、窓から暖気を逃がさないようにするにはどうすればよいのでしょうか。いくつかの方法を見ていきましょう。
カーテンを見直す
まず、最初に見直してほしいのがカーテンです。実はカーテンには夏向けと冬向けのカーテンがあるのをご存じでしたでしょうか。
窓からは冷やされた空気が冷たい風となって室内の下層に流れ込む現象が発生します。カーテンはそれをシャットアウトしてくれる強い味方ですが、真冬を迎えようとしているのに薄手の夏向けカーテンのままだったり、カーテンの丈が短く床との間に隙間があると、冷気がそこを通って床に広がってしまいます。
冬用の厚手で、床に着くくらいの丈があるカーテンに付け替えましょう。色をオレンジや赤などの暖色系にすると視覚的にも暖かさを感じることができます。雨戸とカーテンで冷気をダブルブロックすれば、より暖かく過ごすことができます。
窓の下にヒーターを設置する
窓からの冷気を入ってこないようにする対策をしたうえで、窓用のヒーターを設置するのも一つの方法です。ヒーターの種類は灯油ヒーターでも電気ヒーターでも構いません。
窓下とカーテンの間に置くもので、窓の下から冷気を効率よく温めて室内に循環させることによって、部屋全体を心地よく温めることはできます。
このように、部屋の中の空気に流れを作り、寒暖差を少なくすることで、暖房の温度を過剰に上げなくても心地よい適正な室温を保つことができます。
これは夏場の冷房にも同じことが言えます。冷暖房を効率化することによって、省エネにもつながるのです。さらに窓周辺を温めるために室温との極端な温度差が解消し、窓ガラスに結露を発生しにくくする効果も期待できます。
省エネタイプやデザイン性の高い製品が市販されているので、第2の暖房として考えてみてはいかがでしょう。
窓のリノベーションをする
リノベーションとリフォームの違い
そもそもリノベーションとリフォームの違いは何でしょうか。
リノベーションは『既存の建築物を改修して価値を高める』のに対し、『老朽化した建築物を新築に近い状態に戻す』のがリフォームです。リノベーションは付加価値を求めますが、リフォームは原状回復など修繕や不具合の部分的な対処になるんです。
冬場を温かく過ごすのなら窓のリノベーションを
よりしっかり対策をしたいという場合は、窓のリフォームを検討してみましょう。長年住んでいると、窓枠が歪み、そこから冷気が入ってくる場合もあります。断熱を考えたリノベーションには、次の3つの方法があります。
・内窓をプラスして二重窓に
・断熱性の高い樹脂素材を採り入れた窓に交換
・複層ガラスに交換
北海道の寒冷地住宅では昔から一般的に用いられる二重窓は窓で空気の層を作ることで断熱効果を高めた窓です。
YKKの二重窓(https://www.ykkap.co.jp/consumer/products/window/madoremo-plamadou)
最近では、復層ガラスの樹脂窓が主流になっています。冬だけでなく、夏場の冷房効率のアップにもつながります。さらに結露防止や防音、防犯など、さまざまなメリットがあります。
かつて二重窓にするにはサッシの増設などの大掛かりな工事が必要でしたが、上記商品のように簡単に取り付けられる製品が登場し、気軽にリノベーションができるようになりました。
窓の冷気を上手に遮断することで、暖房効率も高まり、電気代が節約できます。今年の冬は窓の冷気対策にチャレンジしてみてください。
今なら窓のリノベーションで補助金が出ます!
現在、先進的窓リノベ2024という事業が行われています。
これは断熱窓への改修を促進し既存住宅の省エネ化を促すことで、エネルギー費用負担の軽減、健康で快適なくらしの実現および家庭からのCO2排出削減に貢献するとともに、断熱窓の生産効率向上による関連産業の競争力強化と成長を実現させることを目的とする事業です。
いちたかガスワンでも窓のリノベーションおよび先進的窓リノベ2024を実施しております。もし、この冬を温かく過ごしたいと思ってましたら一度、お問い合わせください。