ガスコンロの火が赤い!○○が原因かも?考えられる原因と対処法を解説!

2025/03/17
ガスコンロの火は、通常は「青色」をしています。
普段は「青色」の火が「赤色」になったら心配ですよね。
火をつけた瞬間だけ赤くなる場合や、火の色がすぐ赤色から青色に戻れば問題ありません。
しかし、赤色の状態が続く場合は燃焼が不完全であることを示し、何らかの不具合が発生している可能性があり注意が必要です。
そこで今回は、ガスコンロの火が赤くなる原因とその対処法について解説します。
考えられる原因
原因➀不完全燃焼
まず最初に考えられる原因は、不完全燃焼です。
「不完全燃焼」とは、燃えるために必要な酸素が不足した状態や、温度不足によって完全に燃焼しない現象です。部屋の換気が不十分で酸素不足になると、燃料が正常に燃焼されず、不完全燃焼が起こりガスコンロの火が赤くなります。
不完全燃焼はガスコンロの故障や劣化を引き起こすだけでなく、一酸化炭素中毒の原因にもなります。
一酸化炭素中毒は頭痛・吐き気・めまいなどに加え、最悪の場合命にかかわることもあるため大変危険です。
不完全燃焼が疑われる時の対処法
ガスコンロの火が赤くなるときはまず火を消しましょう。
窓を全開にする、換気扇を強めに回し新鮮な空気を取り入れるなどして空気の入れ替えを行なってください。
この対処により、十分な酸素の供給が確保され燃焼が安定します。
しばらくしてから再度火をつけ、火が青色に戻れば、燃焼が十分に行われ正常に戻ったといえます。
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原因➁バーナーキャップが汚れている
2つ目に考えられる原因として、バーナーキャップの汚れがあります。
バーナーキャップは、ガスコンロの「ごとく」の中央にある部品で、ガス管から送られたガスを均等に回す役割を果たしています。しかし、手入れを怠りゴミや油の汚れで詰まっていたり、位置がずれている、劣化しているなど、バーナーキャップに問題があると点火しても酸素が供給されにくくなってしまいます。
そうなると燃料の十分な燃焼が行われずに、ガスコンロの火が赤くなってしまうのです。
バーナーキャップの汚れが疑われる時の対処法
バーナーキャップは取り外すことができるので、取り外して汚れやつまりがないか点検を行いましょう。
バーナーキャップが汚れている場合は、中性洗剤をつけたブラシやスポンジなどで汚れを落とし、水洗いします。細かい部分やこびりついた汚れを落とすには、歯ブラシやつまようじの使用がオススメです。
その後、しっかりと水気をふき取り、完全に乾かしてから、ガスコンロにセットし炎の色を確認してみましょう。バーナーキャップのお手入れなど、日頃からの習慣づけも大切です。
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原因➂加湿器の使用による炎色反応
3つ目に考えられる原因に、加湿器の使用による炎色反応があげられます。
加湿器とガスコンロの火に何の関係があるの?と疑問に思われるかもしれませんが、実はこれも原因となっている場合が多いのです。
加湿器を使用する際に入れる「水道水」にガスコンロの火を赤くする原因が隠されています。
加湿器から出る水道水に含まれるカルシウムやアルカリ金属が空気中に拡散され、それがガスコンロの火と触れることで互いに反応(化学反応)してしまうため、炎が赤く見えてしまいます。
加湿器が原因での色の変化は不完全燃焼によるものではなく、化学反応による現象なので、異常ではありません。
加湿器の使用による時の対処法
加湿器を止める、または、キッチンからなるべく離れた場所で加湿器を使用することで、炎は青色に戻ります。
バーナーキャップも汚れておらず、しっかり換気もしているのに炎が赤いままという場合は、ガスコンロの近くで加湿器を使用していないか確認してみましょう。
最後に
確認して欲しいポイント
♦十分な換気はされているか?
♦バーナーキャップは汚れていないか?
♦ガスコンロの周りで加湿器は使用していないか?
対策を行なっても治らない!
今回はガスコンロの火が赤色になる原因と対策をご紹介しました。
今回ご紹介した対策を全て行っても、ガスコンロの炎の色が「赤色」のままで「青色」に変わらない、その場合は、ガスコンロ自体に原因や問題がある可能性があります。
ガスコンロの火が赤いまま放置するとさまざまなリスクがあります。
なるべく早めにメーカーによる点検や修理を行いましょう。
ガスコンロの寿命は8~10年
ガスコンロの寿命は、設計上の標準使用期間として製造から8~10年とされています。
毎日使用するものであるため、10年が近づく頃には部品の多くが劣化しているでしょう。
ガスコンロの寿命が近づくと、さまざまな不具合が発生する事があるため、使用年数によっては買い替えをおすすめします。
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